Apr 09, 2010
息子のための就職塾へのお申し込み
私の息子は大学3年生だ。よりによって、息子が就職活動をしなければならないこの時期に世の中が就職難になってしまうなんて、息子は本当に運が悪いのだ。そんな息子を陰ながら応援できるように、就職塾への申請を終えてきた。就職塾は、就職活動に役立つすべてのことを教えてくれるという。少しでも息子のことが良い。就職塾で学ぶことは、まず、面接のパターンを覚えています。面接官は十人十色なので、就職塾では、さまざまな質問のパターンに柔軟に対応する能力が必要です。企業の難易度が高くなり、面接の時間と質問の内容も難しくなっています。また、口ごもってしまうとアウトな面接も多く存在するため、自己分析や企業研究を怠ってはいけません。
◇世代超え支え合うモデルを
「いずれは生産だけでなく、加工や販売まで含めた『食』のサイクルの事業として確立させたい」。脊振山のふもとに借りた畑の前で、理事長の立石寿満子さん(67)は声に力をこめた。
厚生労働省の緊急人材育成支援事業を利用して今年1月、環境保全型農業育成訓練校を開設したばかり。受講生は生活給付金を受けながら営農技術を学べる。修了後は、希望者に休耕地となっている畑を無償で貸し出す制度の準備も進める。
立石さんには忘れられない経験がある。3、4年前のことだ。深夜、集まって騒ぐ若者たちに「天ぷらごちそうしてあげるから、おばあちゃんちに来んね」と声を掛け、自宅はいつしか若者たちのたまり場に。息子が中学で登校拒否になり高校にも行かなかったが、必死に勉強して大検に合格し志望大学に進んだことなど自身の経験を話し続けた。真剣な表情で聴いてくれた若者たちのリーダー格の子が、ある日「僕たちもう解散するから」と宣言。その後、深夜に騒ぐことはなくなった。
「人間ってすごい可能性がある。私も自分の可能性を試したいと思ったんです」。既にNPO法人を設立していた立石さんは、地域社会の関係性が薄れていく中で、子どもから高齢者まで世代を超え支え合う、新たなコミュニティーモデルを作ることができるのではないかという思いを強くした。
そして活動の方向性が定まった。設立からしばらくは子育て支援を主に活動していたが、緊急人材育成支援事業を知り、農業訓練校の開設を決めた。農業や食育は、新たなコミュニティー作りの一環だと考えたからだ。
目指すのは生産(1次産業)、加工(2次産業)、販売・サービス(3次産業)を掛け合わせた6次産業型農業だ。「生産だけでは限界がある。将来は加工品の販売や自分たちが育てた野菜を使ったレストランを開くことで、ブランド力をつけたい」と考える。
訓練校では現在、20〜60代の男女17人の1期生が就農を目指し畑での作業に取り組んでいる。農業の技術に加え、物流やビジネスマナーといった経営学を、半年間で学ぶ。
6次産業が実現する時期は、まだ分からない。でも「理想は現実の延長にある」と立石さん。まず一歩を踏み出した。【徳野仁子】
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◇NPO法人「共生の郷」
06年設立。保健・福祉の増進、社会教育の推進、まちづくりの推進、環境保全などの活動を通じて、情報化社会へ対応できる職業能力を身に付け、お互いに助け合いながら、自立して生涯元気に働き続け、地域経済の発展に貢献することを目指す。現在は、緊急人材育成支援事業を利用した農業訓練校を開設し、就農を目指す人の支援をしている。問い合わせは092・841・8113。
〔福岡都市圏版〕
2月7日朝刊
6日に開場80年を迎えた嘉穂劇場では、地元の芸術家らで作る「アイアートレボ」(母里聖徳代表・田川市)による祝宴イベントが開かれ、観客らと一緒になって祝った。【伊藤奈々恵】
◇直方から人力車駆けつけ
祝宴会は、地元の酒だるの鏡割りでスタート。観客らも杯を交わした。人力車の発明者とされる和泉要助の出身地、直方市からも有志がお祝いのため人力車で駆けつけた。
◇回り舞台で作品制作−−イラストレーター・黒田征太郎さん
北九州市在住のイラストレーター、黒田征太郎さんは回り舞台の上で、故・山本作兵衛の炭鉱記録画のスライドを見ながら作品を公開制作。田川市の企業が手がける漆喰(しっくい)パネル、ライミックスをキャンバスに、油絵の具で力強く描いた。一般客は升席、子どもたちはステージに乗り出し、黒田さんと絵に見入った。
24枚の作品を仕上げた黒田さんは「日本という国があっさり切り捨てた炭鉱、そこで命をかけて働いた人たちの絵を、僕なりに描きました」と語った。
◇カラフルなテープや風船の「虹」かかる
カラフルなテープや毛糸を使って劇場の中に「虹」をつくるワークショップもあり、親子連れら35人が参加した。テープに風船を付け、「虹」が劇場の中に浮かぶと、参加者から歓声が起きた。
北九州市八幡東区の伊藤心雪(こゆき)ちゃん(7)は10個の風船を付け「作業も楽しかったし、虹もきれい。劇場はきれいで、また来たい」と笑顔で話した。
客席の後方では九州各地のグルメを紹介する店もオープン。升席で料理に舌鼓を打ったり酒を酌み交わしながら独特の雰囲気を楽しむ観客もいた。
伊藤英昭理事長は「自分自身も楽しかったし、お客さんにも楽しんでもらえた。新しいスタートを切れた」と話していた。
〔筑豊版〕
2月7日朝刊
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